二日連続で日本経済新聞に掲載された記事は、ネット広告代理店の厳しさを伝えている。
18日は「「電・博」進出 系列化進む」と題し、オプトが電通の傘下に加わった話から、ネットの広告代理店が伝統的な代理店の系列に組み込まれている状況を紹介。
19日は「値引き合戦 体力奪う」と題し、アウンコンサルティングの経常利益が後退した話から、検索連動型広告の仲介やアフィリエイト広告、その他の新規の広告手法の値下げ競争の激しさを紹介。
そのなかで気になったのがこの箇所。
ネット専業の費用対効果に優れた広告手法の提案力は評価する一方で「表現力はまだまだ足りない」
(日本経済新聞「生き残れるか ネット広告仲介」(上・下) 2008.3.18-19から引用)
表現力というのがクロスメディアを意味するのであれば、媒体がネットという枠に限定される以上、まだまだ足りないといえる。
しかし、クリエイティブの意味であれば、人材の問題になる。
日経の記事にあるとおり、ネット専業の広告代理店が単体でクリエイティブまで手がけるのは難しいかもしれないが、外部のクリエイターと協力すれば表現力は強化できる。
例えば、「Yahoo!ブログ - コンセプター坂井直樹のデザインの深読み」で紹介されている「emo-TV」は、複数のクリエイターがひとつの商品をもとにWebCMを作るというしかけがある。
仮にネットの広告代理店に表現力が足りないなら、ほかからもってくればいい。
足りないのは広告主の最適解への貪欲さではないか。
(追記)
この記事で取り上げた「emo-TV」に、専用のブログ「emo-TV News」があった!
紹介いただき感謝。