瀬島龍三氏の仕事術

仕事をしていると、ときおり枝葉に意識がいって、全体がゆがむ。
伊藤忠商事元会長、瀬島龍三氏は明確な方法論で大局観をもちつづけた。

仕事に緩急軽重の基準をつくる。たくさんの仕事の中から『急ぐもの』と『重要なもの』だけを選り分けて赤ファイルに綴じる。その書類だけに眼を通して結論を出す。毎朝、これを繰り返す。この方法は参謀本部時代から続くわたしのやり方です。
「COBS」2008 October No.013から引用)

枝葉を見ずに、根本だけでよいのか。
「神は細部に宿る」という言葉とは一見、矛盾してみえる。

しかし、細部にも、枝葉のようなものと、根本につながるものとが混在している。
その見極めが一番難しくて、重要だ。

一方、報告方法もまたすごい。

どんなに分厚い報告書であろうと、内容を熟知していれば、結論1行とその根拠・理由を3点で述べられるはずだ。これをわたしは「3行革命」と呼んでいる。
(同上)

企画書・プレゼン資料を作り込みすぎる傾向を戒めたい。

関連サイト
瀬島龍三 – Wikipedia

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2件のフィードバック to “瀬島龍三氏の仕事術”

  1. 小野とおる Says:

    人間に平等に与えられ4ルもの、それは時間だと思う

    瀬島さんの仕事術はまさに理にかなったものであり、反対に企画者の側に立つと、長文で書かないと理解できないのではと、長文の癖がつきがちである。

    僕も瀬島さんの仕事術を真似て、赤、黄、青のファイルで仕事や書類を整理してみた、なんと黄色、青は観ないのである、赤だけをみる。結果は歴然、仕事に対して、余裕も集中も生まれる、その前にちょっと仕事、書類に仕分けをするだけで

    部下には悪いが、経営者とはそれで良いのだと思う、枝葉が太い幹なのかは別の問題で、太い幹を観ていればいい、時間を有効に使うため、それと精神涛Iな余裕もうまれる。

    経営者とはそれで良いのだと思うし、組織の活性化のためにもそのことは必要なことと考える。

  2. passionhack Says:

    コメントありがとうございます。
    わたしは経営者ではありませんが、プロジェクトを統括する際に参考にしたいと思っています。

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