仕事をしていると、ときおり枝葉に意識がいって、全体がゆがむ。
伊藤忠商事元会長、瀬島龍三氏は明確な方法論で大局観をもちつづけた。
仕事に緩急軽重の基準をつくる。たくさんの仕事の中から『急ぐもの』と『重要なもの』だけを選り分けて赤ファイルに綴じる。その書類だけに眼を通して結論を出す。毎朝、これを繰り返す。この方法は参謀本部時代から続くわたしのやり方です。
(「COBS」2008 October No.013から引用)
枝葉を見ずに、根本だけでよいのか。
「神は細部に宿る」という言葉とは一見、矛盾してみえる。
しかし、細部にも、枝葉のようなものと、根本につながるものとが混在している。
その見極めが一番難しくて、重要だ。
一方、報告方法もまたすごい。
どんなに分厚い報告書であろうと、内容を熟知していれば、結論1行とその根拠・理由を3点で述べられるはずだ。これをわたしは「3行革命」と呼んでいる。
(同上)
企画書・プレゼン資料を作り込みすぎる傾向を戒めたい。
関連サイト
瀬島龍三 – Wikipedia
91歳の人生論――「本分」を極める生き方とは? | |
日野原 重明
扶桑社 2003-09-25 おすすめ平均 |
読んでみたくなった。
タグ: 仕事
12月 24, 2008 5:42 am |
人間に平等に与えられ4ルもの、それは時間だと思う
瀬島さんの仕事術はまさに理にかなったものであり、反対に企画者の側に立つと、長文で書かないと理解できないのではと、長文の癖がつきがちである。
僕も瀬島さんの仕事術を真似て、赤、黄、青のファイルで仕事や書類を整理してみた、なんと黄色、青は観ないのである、赤だけをみる。結果は歴然、仕事に対して、余裕も集中も生まれる、その前にちょっと仕事、書類に仕分けをするだけで
部下には悪いが、経営者とはそれで良いのだと思う、枝葉が太い幹なのかは別の問題で、太い幹を観ていればいい、時間を有効に使うため、それと精神涛Iな余裕もうまれる。
経営者とはそれで良いのだと思うし、組織の活性化のためにもそのことは必要なことと考える。
1月 3, 2009 2:17 am |
コメントありがとうございます。
わたしは経営者ではありませんが、プロジェクトを統括する際に参考にしたいと思っています。