メディア統制のゆがみから図書館を巡る戦争にまで至った、という絶妙な設定がそそる『図書館戦争』シリーズを読み始めた。
響いたのがこの言葉。
正しい手順で主張された意見にはルールを守る人間が主張したという裏付けがつく。
大人が正規の手順を守るのは自分の主張に裏付けを作るためだ。(「図書館戦争」から引用)
学校図書館の図書の選定に介入しようとする『子供の健全な成長を考える会』の集会。
そこに投げ込まれたロケット花火。
自分たちの読書の自由を守ろうとする中学生の行動だった。
主人公の上官、堂上がその行為を厳しく追及する台詞なのだが・・・。
ルールとの相性
わたしはこのルールって奴と相性が悪い。
でも、その価値を伝えるこのストーリーに、はっとさせられた。
もう大人なんだよね。